日々の事をつづるロンちゃんのブログです。

こんにちは。土岐市の1級建築士事務所『ナビデザイン』渡邉です。

日曜に映画を観た話は昨日のブログに載せましたが、帰りにふらりと松坂屋に寄ったら、松坂屋美術館でウイリアムモリス展をやっていたので、こちらも観てきました。

19世紀のイギリスを代表する思想家・詩人・そしてデザイナーという事ですが、もちろんそんな知識もない私。ただ、時々Ｆａｃｅｂｏｏｋに挙がっていたので、ちょっと気になっていました。それになにより、チケットやポスターに使われている壁紙が素敵????ピンパーネル（るりはこべ）と言われる図案ですが、大きな模様はチューリップで、ハコベの花は小さいほうなんですよね。こんなネーミングの商品も多いそうです。場内には、モリス社、サンダーソン社所有の、壁紙や版木がたくさん並んでいました。壁紙も現在では機械印刷なので、そんなに難しくないでしょうが、その昔は要は版画なので、何枚も色を重ねながら、それを連続させて模様を作っていく結構気の遠くなる作業でした。会場では、その様子を再現しているビデオも流されていましたが、一枚がかなり大きいものなので、扱いも大変なのにずれることなく、手作業で印刷していく職人さんがとても楽しそう。そして色の調合もかなり適当（に見えるだけ？）で、こんなところがかえって手作りの良さかも？と思い観てました。現在では壁紙だけでなく、布にもなっているので、お部屋のイメージを決定する壁紙、カーテン、ソファ、クッションなどにトータルに使うことができ、私なんぞの発想では思いつかないようなお部屋も、いくつか紹介されていましたが、ごてごてしているように見えるのに、日本にはない柄合わせでおしゃれ～????（でも、壁紙の進化の途中には、日本の職人さんの技術がたくさん使われていました）シンプルなものだけですっきりまとめるのは、ある意味簡単なんでしょうが、こんな風に柄と柄を組み合わせたお部屋が作りたい！といってくださるお施主様はいませんか？現在は北欧デザインがもてはやされていますが、英国デザインも素敵ですよ！！リリカラという会社の見本帳にいろんなサンプルが載っていたので、ご提案できますよ。