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2020/07/18
現代の木造に欠かせないプレカット
自分がまだ小さかった40数年前、建物を建てる時に、大工さんが良く手入れされた道具を使って材木を削ったりカンナをかけたりと、現場で材木の加工をしていた記憶があります。
木の柱の端っこにある”継ぎ手”と呼ばれる木の接続部分の不思議な形や、カツオ節みたいなカンナくずの木の香りなど、懐かしい情景が浮かんできます。
その時の作業風景を今あらためて考えると、大工の棟梁の作業場で製材所から届いた木材を必要な寸法に加工したり、継ぎ手を作ってから現場に持ち込み、カンナかけ等の調整加工をしていたんだろうと思います。
40数年経った今は、木材の加工は ”プレカット”と呼ばれ、大規模な木材加工工場で行われることがほとんどとなってきました。
昔の大工さんの働く風景と比べると、少し寂しい気もしますが、この工場でのプレカットは、建築物の構造精度の面でも作業効率の面でもかなり優秀です。
建物の土台基礎が出来た状態から、一般的規模の2階建木造住宅なら1日~2日で構造体を組み上げることが可能です。これを建築の工程の中では「建前」とか「棟上げ」などと呼ばれ、建築の大切なお祝い事となっています。
現在着工中の柴田様テナント工事も、コンクリートの基礎に土台を取り付ける工事を行った後、5名の大工さんで1日で組み上げましたが、やはり精度の良い現代のプレカットのお陰という事が出来ます。
また、このプレカットの時点で、建物に必要な構造的強度や部材の選択など、プレカット屋さんの設計担当の方と細かく打合せを行いますが、この打合せは作業効率を重視するプレカットでも省くことの出来ない、建物を作る上で大変重要なところになってきます。このあたりは昔も今も変わらない集中力と緊張感の必要な所かもしれません。
天気にも恵まれ、柴田様テナント工事の”建前”も無事に完了いたしました。
現場の隣にあるマンションからは作業現場がよく見えるようで、どんどん出来ていく様子が面白いらしく、マンションの子供たちが手を振って応援してくれてます。
完成まであと少し、マンションの小さな監督さんたちに見守られながら安全に現場を進めていきたいと思います。
staff HIROSE