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2021/07/27
古民家の再設計

6月中旬より工事を進めてきました 『カネコ小兵製陶所様の食堂増設工事』 もいよいよ終盤となり、現在は壁と床の仕上げ工程に入っています。
今回の工事は、以前お施主様が住んでいた古民家の一階を従業員さんの食堂に改修する工事ですが、二階も将来的に、商品の撮影スタジオなど、多目的に使う事を想定して改修を進めてきました。
古い住宅の改修を進める上でのポイントは、いくつかありますが、出来るだけ建築当時の雰囲気は残しつつも、現代人が使いやすい寸法に再設計する事も大きなポイントとなります。
大体の古民家は、床から鴨居(扉の上枠)までの高さは6尺(182㎝)で作られており、現代人にとっては少し窮屈な感覚を受けます。
この低さを古民家の特徴ととらえる設計手法もありますが、今回の事案では食堂と兼用してイベント空間としての用途もあることから多人数の利用を想定して、既存の床を解体撤去して土間レベルまで床を下げる事で、開放感ある部屋に再設計しています。
また、古民家では階段が急勾配になっていることが多く、本案件でもお施主様より ”上り易い階段に変えて欲しい” とのご要望がありましたので、階段の再設計をしております。
再設計前の階段は、約45度の勾配となっていたところ、40度まで緩やかに変更し、階段の段板(水平板部分)も広げて、現代人でも上り易い階段に変更できたと思います。
すべての寸法を現代人の寸法(モジュール)に合わせて設計する事が良いと云うわけではなく、どうしても気になる寸法を再検討しながら、古い建物とこれからも長くお付き合いしていく様な、そんなリノベーションが出来れば良いなと思います。
小兵様の工事もあと残りわずか。
眠っていた建物が今回の再設計により、生き生きと利用されるのが楽しみです。
staff O.Hirose