岐阜県瑞浪市 I様邸
中庭が二つある家
国道とJRの線路に挟まれた特殊な土地であったために、視線と音に一番配慮し、南北に二つの中庭を作りました。一つは玄関と小上がりから、もう一つはキッチンとリビングから見えるようになっています。LDKは空間を広く持たせるために吹き抜けにし、天井が高くなっており、北側からの採光にも配慮しています。ご夫婦の提案で、床暖房ではなく、エアコンの輻射熱を利用したパネルで温熱環境を整えました。また、壁に挟まれがちな階段も吹き抜けにして広さと高さを出し、アイアンの手すりをつけています。ご夫婦とも建築関係のお仕事で、ご主人様は基礎工事や左官業を営まれ、お部屋の壁、外構などはもちろんご自身の作品となっており、エクステリアや造園などのお仕事をしてみえる奥様は、素材や配置など当社と一緒になって細かく考えさせていただきました。そんなお仕事柄、来客も多く、玄関は中でプライベートスペースとゲストスペースに分かれており、各自の書斎スペースもしっかり確保されており、そこには瞑想や読書など一人になってゆったり考え事ができるような工夫も入っています。外構や植栽などご自身での作業が全部完成するのは来年とのことで、また追加していきたいと思います。